なぜセラピストになったのか

ボクがどうしてセラピストになったのか?
ただの女好きだからと言えばまったく否定しませんし、旗から見たらただのエロジジイ。これも否定しない笑
ただ、至るまでの物語があります。

これを読んでいただきボクというセラピストの内面を知っていただけたら・・・
うれしく思います。

目次

性感に目覚めたキッカケ

3人目の奥さんと泥沼離婚の後、ボクは人間不信になった。特に女性に対して。
それでも女は好きだし下世話な話、やりたい(SEX)気持ちはあったので、出会い系サイトで女漁りを繰り返していた。
たまに交わる関係になっても人間不信の影響で勃たなかったり、勃っても途中で萎えた(中折)したりで自信がみるみる低下。

もうダメかぁ・・・
こんな男、誰も相手にしないよな

と嘆いていたんだ。情けないよね。こんなおとこ。

とある日
めったにアプローチはない出会い系サイトから女性から連絡が入った。
プロフィールの年齢を見ると・・・
62歳

むむ!当時45歳だから17歳差の女性。
おばあちゃん?
流石にないわーと思ったのだけど、せっかくアプローチがあったので怖いもの見たさでお会いすることになった。

当日、駅の改札で待合せで事前に聞いていた黒髪セミロングでストレートにメガネを掛け、黒のライダースジャケットの女性を見つけた。

ん?かわいいぞ?

軽くあいさつして近くのスタバに行く。コーヒー飲みながらお話しする声も若々しく還暦の概念がぶっ壊れたのを憶えている。

出会い系であるゆえ、お話しそこそこで徒歩でホテルへ。

彼女の体はピチピチとは言わないが、同い年の崩れた女より若々しく感じた。(失礼な表現ですが)

そこでいたす(SEX)

驚きはここから。今までまともに勃たなかったのが自分でも驚くぐらいいきり勃つのよ。そんでもって持続する。
とても久しぶりにまともにSEXができたんだ。

なにがそうさせたのか?
還暦超えた女性も魅力があるとわかったこともあるけど、単純にSEXが楽しかったのね。
「楽しい感覚」
今までにない感覚。
なにが楽しかったって言うと、彼女が楽しんでる。
正確に言うと
彼女が性感の快楽を楽しんで悦んでる
というところ。

性感の快楽を楽しみ悦んでる62歳の女性の姿を見て、喘ぎ声を聞いて、肌が触れ合う感触がボクにストレートに伝わり興奮する。

そうか!
女性が快楽で悦んでる状態がボクを興奮させるんだ。

それまでは
女を興奮させ濡れさせないとSEXができない。SEXすれば女を喜ばすことができる。
という思考だった。

悪夢の泥沼離婚は思い出したくもないが、皮肉にもこのおかげで女性への性感に目覚めることになった。

女性への性感を考える

女性が性的に感じ興奮するにはどうしたらいいのか。
巷で聞く

AV(アダルトビデオ)みたいなSEXをする男はドヘタ。

これには同感する。
それはAVは男が興奮するために構成されていて、女優は演技をしているのはもちろん、そこいらの女性もほとんどが演技してると聞く。

じゃあどうすればいいのか。

AVが男性が興奮する構成であるということは男が興奮しないやり方がいいのか?
いや違う。違うというは
女性が演技ではなく、本気で感じている状態がボクを興奮させる。
ということ。

男が快楽を求めるタイミング、いわゆる挿入と射精のタイミングが女性の性的快楽を得るのと違うのではないか?

今までは挿入(sex)こそ男女の最高の快楽

と思われしことを一旦破壊して、挿入と射精を抜きにSEXをしたみた。

キスから始まり耳、うなじ、乳房に乳首を愛撫する。
女性もそれなりに興奮して吐息が熱く激しくなっていく。
あそこにふれるとしっかり濡れている。
クリトリスに触れGスポットを刺激すれば、熱い吐息が喘ぎに変わる。
マックスに勃起するボク。
本来なら「挿れていい?」ととりあえず程度に確認し挿入へとなるところだが、こらえて続ける。
最高潮だと思っていた喘ぎ声がありえない声に変わる。

むむ!こんな発声聞いたことない!

さらに続ける。
潮吹きではなく愛液でシーツが溢れ、女性の腰が浮き上がり腹筋が痙攣して何も言わず体が無反応になった。失神したようだ。

意識を取り戻した彼女の目がとてつもなくかわいい。(目を潤ませて瞳孔が開いている)
どういう状況だったのか聞いてみると

クリトリスで逝ってはいるの。その後続けられて逝く間隔がどんどん短くなってきて最後はずっと逝ってる状態になってそれからは・・・記憶がないの・・・

これが演技なしの女性の快楽か・・・
堪らないな。

初めて演技なしの女性の絶頂を見た。

個人活動そして新たな問題

それからというもの出会い系サイトで性のお悩みのある女性を募り、十数人の女性と交わった。

女性のタイプは20代から60代と様々でそれぞれ反応が違う。
最初の女性のような反応は3分の1程度。
これはいいのか悪いのかわからないが、中には100人単位の男性経験のある数名の方から

あなたが一番気持ちよかった

と言われることもあった。でもボク自身は満足しない。
やっぱりどんな女性に対しても絶頂してもらいたかったから。
しかし、出会い系の性質上1回限りがほとんどで初回から絶頂を得るのは難易度が高い。

なかなか難しいなあ

と思いながら絶頂する女性とそうでない女性の違いで明らかなのがコミュニケーション。
お会いする段階で、する気満々の両者。
性的快楽が目的といっても相手の女性がボクの自身を気に入らないと反応も鈍い。
それはそうだよな。 
と思い、継続的な関係を匂わせるといったことを試みることにした。
女風で言う色恋ですね笑

初回から絶頂とまでいかなくても、今まで味わったことのない快楽を感じさせることはできるようになり、回数を重ねるごとに絶頂するようになった。

やっぱコミュニケーションは大切だな

と当たり前のことを大切に感じた。
この頃には、週休2日のお休みのほとんどが複数の女性と過ごすことになった。

ここで問題が1ついや2つ出てきた。

1つは
継続的な関係(セフレ)となると相手の感情が入る。気に入られることはとてもうれしいことだが、嫉妬などの性感と関係のない感情はとても骨が折れる。

もう1つは
挿入問題。
きっかけが自身の快楽(挿入と射精)を除外することであったが、継続的な関係においては挿入は必然の流れとなる。
女性の快楽の絶頂はもちろん興奮するが、そこに集中すると自身のタイミングと大幅にずれるため、途中でなえる。

この頃には、挿入自体よりも女性の絶頂のが自身の満足度は高かった。
しかし、継続的な関係において挿入しないことは、相手の女性を傷つけることになり、増強剤(バイアグラのような錠剤)を服用するようになった。

おかげでSEXでも満足させることができるようになってきたものの、薬の副作用で体の負担を大きく感じるようになった。

この2つの問題と合わせ、同時に複数の関係を持つことに罪悪感が強くなった(ほんまでっか?)

女性用風俗を知る

性のお悩み解決と言いながら数人と継続関係を2年ほど続けた頃、ネットで女性用風俗のことを知った。
グーグル検索で「女性用風俗」と検索するといくつかの店舗が出てくる。

こんなサービス(風俗)があるんだ!

魅力に感じた大きな点が大きく2つ。
1、本番をしてはいけない
ボクにとっては”しなくていい”環境は自分の性感スタンスを表立ってできる

2、時間
それまでは継続的なお付き合いの要素があったため、性感(SEX)して終わりとはなかなかならない。もちろん楽しめることもたくさんあったが、恋愛要素はなんとも息苦しくなるし、相手の方が依存していく様は自身が目指すものとかけ離れると感じていた。
それが正式な商売となると
時間単位でお客さんが決め、その時間施術をする。
という明確なシステムは魅力だった。

とは言うものの当時48歳。お店のパネルを見ると若いわ、イケメンやら、筋肉ムッキーとイケメンばかり。

こんなおっさん入れるのか?

と思ったところ萬天堂は40代以上のセラピストが多く在籍していて求人募集をみると20歳から65歳までと記載されていた。

ボクでもいけるのか・・・

とりあえず仕事のスーツでめかしこんだ写真と志望動機をしこたま書いて応募したところ、1週間ほどして合格の通知。
そして女性講師による研修を行ない2022年4月に名古屋、浜松を拠点にデビューすることになった。

セラピストになって その後〜

対価を得て施術をするということは、それはそれでとても難しく2年を経った今でも試行錯誤しています。
お店に所属しているからといっても、なにもしなければ何もないのが現状。

年齢が高いから
ルックスが良くないから
そもそもユーザー(お客さん)が少ないから

言い出したらキリがないほどたくさんある。
それでもボクを指名してくれる方もいるという現実もある以上、ボクができることをやっていきたいと思う。

萬天堂セラピスト 天来

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